「老眼」は45歳ごろから眼のピント調整機能の衰えが原因で起こる症状です。加齢による現象のため「治る」ものではありませんが、「サンピロ点眼液」で一時的にピント調節機能を改善させ、老眼の不便さを減少させることができます。
サンピロ点眼液は日本国内では老眼改善としては未承認ですが、アメリカでは老眼の治療薬として2021年10月に承認されています。
重篤な副作用の報告はなく、安全性の高い老眼治療として注目されています。

サンピロ点眼液は、瞳を小さくする（縮瞳）作用でピントの合う距離が長くなるピンホール効果を利用し、手元が見えにくい等、老眼の症状を改善させる効果があります。
実施された検査によれば、点眼後から約15分で近方視力の改善効果があらわれ、約6時間にわたる効果持続が確認されたと報告があります。

• 手元のものが見えにくい
• 遠くから近くに視線を移すとピントが合わせにくい
• 本や新聞等を少し距離を話して読む
• 目が疲れやすい（眼精疲労）
• 暗いところで物が見えにくい方

• 1日1〜3回、1～2滴ずつ両目に点眼します。滴下後1〜2分間は目を閉じ薬液を浸透させるとより効果が出やすくなります。
• 効果は、点眼後約15分で出現します。最長で約6時間持続します。

検査代：2,000円（税込）
サンピロ点眼液1％：3,000円（税込）

＊初診でのサンピロ点眼液は1本の処方となります。サンピロ点眼液2％は、1％効果が乏しい方への処方になり、初診では処方できません。

• 薬剤の成分に対してアレルギーがある場合は使用できません。
• 点眼後、一時的な近視や暗黒感を感じることがあります。夜間の運転や暗い場所で活動をする時は十分注意してください。
• 視界がはっきりしない場合は、運転をしないでください。
• 急に視力低下が起こった場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
• コンタクトレンズを使用している場合、点眼前にコンタクトレンズを外します。点眼後10分経ってからコンタクトレンズを再装着してください。
• 複数の点眼薬を使用する場合は、それぞれの点眼薬の間隔を5分あけて投与してください。
• サンピロ点眼液の効果は、ピンホール効果（縮瞳）による「老眼改善」であり、加齢による老眼の原因そのものを改善させるわけではありません。
• 一般的な副作用としては、頭痛や目の充血が挙げられます。稀に重大な副作用として眼類天疱瘡（結膜充血、角膜上皮障害、乾性角結膜炎、結膜委縮、睫毛内反、眼瞼眼球癒着等）が起こることがあります。

＊国内承認の有無：日本においては緑内障治療の使用の場合のみ承認ずみです。老眼治療目的としては未承認です。
＊入手経路について：国内正規代理店から購入しています。
＊国内の承認医薬品等の有無：国内で同一成分、同一性能の承認医薬品はありません。
＊諸外国における安全性に関わる情報：同成分の点眼薬が米国FDAにて老眼治療薬として承認されています。